新5000円札記念式典開催

2014年5月9日

 5月8日、東京都北区の国立印刷局東京工場において、「5000円札改良記念式典」が開催され、日本盲人会連合から鈴木孝幸副会長が出席し、挨拶を行いました。

 式典では、財務副大臣などの挨拶のあと、5000円札を印刷する小田原工場と中継があり、印刷開始のスイッチを小田原市の視覚障害者福祉会三浦睦子会長が押し、印刷機を起動させました。また、関係者に新しい5000円札が20枚印刷された大判が披露されたほか、シールの付いたホログラムを貼り付ける作業などが映像で紹介されました。

 この5000円札の改良にあたっては、長年にわたり、日盲連から要望が出ていたことを踏まえ財務省・国立印刷局が対応し、視覚障害者が識別しやすくなるように改良を加えたもので、具体的な点は、偽造防止のために付けられた表面左下のホログラムを覆う透明のシールの形状を楕円形から四角い形に変更し、面積が1.7倍に拡大され、手触りで5000円札だと分かりやすいようにした点。

 日盲連では今後もさらなる改良を行うよう要望を続ける方向です。