第41回 障害者政策委員会が開催される
1月25日、東京都千代田区の中央合同庁舎8号館において、第41回障害者政策委員会が開催され、竹下義樹日本盲人会連合会長が委員として出席しました。今回は、第4期初の委員会であり、委員長には石川准氏が選出されました。続いて、宮腰光寛内閣府特命担当大臣より挨拶があり、その後、出席委員全員から自己紹介が行われました。
今回の議題は、「公務部門における障害者雇用について」で、厚生労働省、内閣府、人事院から、それぞれの取り組み状況が報告され、質疑と意見交換が行われました。
竹下会長の質問とそれに対する回答は次の通りです。
(質問1)事務局説明の中で障害者の理解という言葉が繰り返されるが、ここでいう理解とは
(回答)採用段階から定着までの合理的配慮、環境整備や仕事の切り出しのほか、初めて障害者と触れる職員もいることから、幅広い理解を考えている。
(質問2)人事院障害者選考試験の障害部位別の応募者数並びに配慮について
(回答)応募総数8712人のうち、受験上の配慮の種類では、点字受験80数件、時間延長120件、拡大文字210件となっている。
(質問3)今回の障害者別枠採用試験は恒久的な制度と理解してよいか
(回答)基本方針で来年も行うことは決定されているが、目標達成したらどうなるかは決まっていない。仮に達成したとしても、その目標を維持していくためにも、このような入り口は必要ではないかと考えている。
最後に石川委員長から、今期の政策委員会の目的は、差別解消法の見直しなどであり、次回以降に議論していくことが表明された。