第74回愛媛県視覚障がい者文化祭開かれる
愛媛県視覚障害者協会主催による、第74回愛媛県視覚障がい者文化祭は11月9日、松山市の愛媛県視聴覚福祉センターにおいて、会員・関係者136名の参加により開催されました。
開会式では、楠本光男会長の開会のあいさつの後、点訳等ボランティアへの感謝状贈呈が行われました。
引き続き、日視連職員・佐藤絵里さんによるフルートライブが行われ、クラシックからポピュラー・歌謡曲などおなじみの曲が演奏され、美しい音色に来場者は魅了されました。またこのライブには楠本会長もテナーサックスで一部出演しました。
この後、俳句・川柳への応募作品の選評があり、午後からは「私の趣味発表会」と題してギター弾き語り、浄瑠璃、松山盲の生徒・教師らによって結成されているグループによる演奏を楽しみました。
また、これと並行してアイコサポートの体験会と会員による作品展示が行われました。
俳句の特選3句は次のとおりです。
神野一志氏選出による俳句の部第1席・山下誉晴(新居浜市)返信になんと書こうか秋深む、第2席・樋口ひかる(松山市)本番5分前ふるえる手の懐炉、第3席・恩田順子(松山市)夫の墓参る石段息白し
川柳の特選3句は次のとおりです。
藤岡健次氏選出による川柳の部「天」・山下誉晴(新居浜市)喜びを運ぶ点字の二百年、「地」・上川義弘(東温市)、断れず明日が振り替え休肝日、「人」・楠本光男(松山市)検診が見つけてくれた早期癌



