「情文フェスタ」が盛会に終了

2024年12月17日

 石川県視覚障害者協会では、毎年恒例となっている「情文フェスタ」を12月8日に開催しました。あいにくの冷たいみぞれ交じりの雨が降る天候でしたが、多くのご来賓、協会員、ボランティアの皆さんなど、137名にご来場いただき会場は大いに盛り上がりました。

 「情文フェスタ」は協会の活動拠点となっている石川県視覚障害者情報文化センターを会場に会員相互の交流、親睦を図る目的で開催しています。令和6年1月1日の能登半島地震、さらに奥能登豪雨で能登地域を中心に石川県下に多大な被害をもたらしました。いまだに避難先での生活を余儀なくされている協会員も多くいます。
 能登半島地震で被災した全国有数の温泉地和倉温泉でマッサージを生業にしている会員の皆さんも自宅が損壊するなど明日の生活が見通せない状況になっています。今回の「情文フェスタ」では、特設マッサージコーナーを設置し、和倉温泉あんま組合の皆さんにご参加いただきプロのマッサージを無料で提供し好評を得ました。施術を受けた皆さんから見舞金として73233円が集まり、同組合の皆さんに贈呈することができました。

 また、「能登半島地震からの復興」をテーマに実施し、災害対策の講演も企画し「災害対策~備えと避難~」と題して金沢市危機対策課職員を講師にお招きし防災意識、日ごろの準備と災害時の金沢市による支援についてお話いただきました。さらに、日ごろ音訳ボランティアとして活動され、防災士でもある越原智恵子さん、高嶋厚子さんに防災士の視点で防災、減災につながるためになるお話をしていただいきました。
 さらに、災害関連イベントのほか、俳句選手権及び俳句講座、点字かるた大会、触覚書道、VR・ICT機器体験コーナー、ロービジョン支援機器展示・体験コーナー、日常生活用具の紹介コーナーを設け、ご来場された皆さんに1日楽しんでいただいきました。

 ご協力いただいた団体は次の通りです。
 石川県点訳友の会、いしかわ音訳の会、石川県視覚障害者生活支援友の会、いしかわ映音ガイド アイ&あい、ITサポートボランティア。