タンデム自転車講習会を開催
島根県視覚障害者福祉協会(小川幹雄会長)は、10月1日、松江市内の島根県運転免許センターにおいて、タンデム自転車講習会を開催しました。同協会は、島根県警察本部に対し、タンデム自転車の公道走行規制の緩和を要望していましたが、本年4月に全国で17番目となる公道走行が全面解禁となりました。これをうけ、視覚障害者を対象に、交通規則をはじめ、正しい乗り方、マナー等について講習会を行いました。松山市でタンデム自転車の活動を展開している団体から指導者を迎え、さらに、地元サイクリングクラブからもパイロットとして協力を得ました。当日は、青年層を中心に視覚障害者31名、関係者を合せると総勢69名の参加がありました。午前は、県警本部担当者から公道での走行ルールの講義を受け、タンデム自転車の指導者からは、事故を起こせばせっかくの解禁が取り消されることもあるなど、安全な走行に心がけ、無理なことは絶対にしないようにと注意があり、試乗体験を含めて周回コースを走行しました。午後は、運転実技コースを使って実践的な走行体験も行いました。屋外活動にはちょうどよい天候で、参加者は皆、生き生きとした笑顔で楽しみました。タンデム自転車は1台約18万円です。社会の理解を得ながら普及を望みます。この講習会の様子はNHKローカルニュースや地元紙山陰中央新報にも掲載されました。