日本障がい者スポーツ協会定時評議員会開催
6月23日、平成29年度公益財団法人日本障がい者スポーツ協会定時評議員会が、同協会会議室で開かれ、日本盲人会連合からは伊藤和男副会長が委員として出席しました。
今回の会議では、平成28年度決算報告と理事の改選を議題として審議したほか、平成28年度事業報告、平成29年度事業計画、同収支予算等の報告がなされました。
平成29年度事業計画では、基本方針で2013年に公表した「日本の障がい者スポーツの将来像(ビジョン)」において、「活力ある共生社会の創造」を目指すことを謳っており、1.スポーツの普及拡大(裾野をひろげる)、2.競技力の向上(山を高くする)を二本柱として、ビジョンの実現に向け、アクションプランに沿った取り組みを着実に進めるとしました。
9項目にまとめられたアクションプランは次の通りです。
(1)スポーツ施策の一元化
(2)障がい者スポーツ振興体制の整備
(3)障がい者スポーツの普及・振興
(4)国際競技力の強化
(5)障がい者スポーツの国民理解の促進
(6)障がい者スポーツの支援体制の充実
(7)財政基盤の充実・安定化
(8)協会の組織体制の強化
(9)東京2020大会に向けた活動等。
とくに今年度は、昨年9月にブラジル・リオで開催されたパラリンピック競技大会における日本選手団の成績結果を踏まえ、本年1月に設置された「東京2020特別強化委員会」や、4月に設置した日本パラリンピック委員会内の「女性スポーツ委員会」において、選手の競技力向上、女性アスリートの競技環境の改善、メダル目標達成に向けた取り組みを行うとともに、来年3月に迫ったピョンチャン2018冬季パラリンピック競技大会の事前準備並びに日本代表選手団の派遣を行っていくとしました。
また、審議の中では、決算報告が問題なく承認された他、理事体制については、2020パラリンピック東京大会を見据えて強化するため、これまでの13名の定数に、2名加えて15名とすることが承認されました。