三療プラザ館開設のための財団設立総会
1月14日、一般財団法人一枝(ひとえだ)のゆめ財団設立総会が東京都千代田区のアルカディア市ヶ谷で開催され、関係者約40名が参集しました。同財団は、昨年1月より設立準備が進められ、「三療プラザ館」(仮称)開設構想を実現するために活動していきます。
同館は、クリニック、施術所、就労継続支援施設を備え、三療に関する研修、臨床研究を推進するほか、就学・就労・経営などの相談業務や医療・福祉用具の展示・販売事業を通して、国内外に三療の夢と魅力を発信します。また、シンクタンク(三療社会学研究所)を併設し、業全般の課題を扱うとともに関連の資料センターとしての機能を担います。
発起人会共同代表の竹下義樹日本盲人会連合会長はあいさつの中で、「日本独自の進化を遂げてきた鍼灸マッサージが国民にとって、夢の持てる治療として見直し、発展しなければなりません。視覚障害者がこれまで支えてきた鍼灸マッサージを、大きな意味を持つ職業として自覚できる場の設立は重要です」と述べました。
代表理事の矢野忠明治国際医療大学特任教授は、「厳しい現状にある三療において、『三療プラザ館』(仮称)が三療の発展の夢を創造し、発信するための拠点となるよう目指していきたい」と述べました。
その後、議長に選任された矢野氏により議事が進められ、経過報告のあと、1.設立趣意書(案) 2.設立時財務状況報告(案) 3.定款(案)並びに設立時評議員・役員・顧問(案) 4.平成28年度事業計画(案) 5.平成28年度収支予算(案)についてそれぞれ協議され、いずれも承認されました。