盲目の詩人エロシェンコを偲ぶ会に36名が参加

2016年1月6日

 エロシェンコ生誕125周年記念事業実行委員会による「第3回エロシェンコを偲ぶ会」が、12月23日に新宿・中村屋8FにあるレストランGrannaを会場に開かれました。ロシアのエスペランティストで盲目の詩人ワシリー・エロシェンコの生誕125周年によせて立ち上げられた実行委員会による、記念すべき年の最後を飾る催しとなり、1959年に高杉一郎氏が主催した第1回、2010年に井崎倫子氏が主催した第2回に続くものです。

 今回は関係者を含め36名の参加者が集い、エロシェンコと深い結びつきのあった中村屋で食事を楽しみながら、ロシアの民族楽器バラライカの演奏や、株式会社中村屋CSR推進室課長広沢久美子氏ほか3名による講演などに耳を傾けました。柴山純一会長の閉会挨拶の後、引田秋生事務局長から10月に刊行された記念誌「生きた・旅した・書いた(エロシェンコ生誕125周年記念文集)」の配布状況が報告され、海外の国立図書館からの反響としてイギリスの大英図書館からの礼状などが紹介されました。

 偲ぶ会の最後は記念撮影が行われ、2年間におよぶエロシェンコ生誕125周年記念事業実行委員会の事業は一つの節目を終えました。