厚労省が「平成27年障害者雇用状況」を公表

2015年12月16日

 厚生労働省は11月27日、民間企業・公的機関・独立行政法人等における障害者の雇用状況を公表しました。雇用者数及び実雇用率は過去最高を更新し、特に民間企業では精神障害者の伸びが大きいです。

 概要は以下の通りです。
(1)民間企業(法定雇用率2.0%)。雇用者数・実雇用率ともに過去最高を更新し、伸び幅も過去最高。雇用者数は45万3133.5人と、前年から2万1908.0人増加。また実雇用率も1.88%と、0.06ポイント上昇。法定雇用率達成企業の割合は47.2%と、前年比2.5ポイント上昇しました。
(2)公的機関(法定雇用率2.3%、都道府県などの教育委員会は2.2%)。雇用者数及び実雇用率のいずれも前年を上回る。国は7371.5人(前年7326.0人)実雇用率2.45%(前年2.44%)、都道府県は8344.0人(前年8284.5人)実雇用率2.58%(前年2.57%)、市町村は2万5913.5人(前年2万5265.0人)実雇用率2.41%(前年2.38%)、教育委員会は1万4216.5人(前年1万3930.5人)実雇用率2.15%(前年2.09%)に上昇しました。
(3)独立行政法人など(法定雇用率2.3%)。雇用者数は9527.5人(前年9178.0人)実雇用率2.32%(前年2.30%)と、いずれも前年を上回ります。

 なお、集計結果の詳細は厚生労働省のホームページ(http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000105446.html)に掲載しています。