第12回全国視覚障害者卓球大会が開催
去る9月21、22の両日、日本視覚障害者卓球連盟(保坂正勝会長)主催、日本盲人会連合や東京都盲人福祉協会などが後援する「第12回全国視覚障害者卓球大会(STT)」が国立市の東京都多摩障害者スポーツセンターで開催されました。全国各地から96名の選手と大会役員・審判・関係者など約180名が参加して大いに盛り上がりました。
開会式では、保坂会長の挨拶の後、鈴木孝幸日盲連副会長が挨拶に立ち、ラグビーで全日本チームが強豪の南アフリカに勝利した快挙に触れ「勝利にこだわる闘志の大切さ」と「試合後はノーサイドとして選手の親睦が図られること」について語り、選手たちを激励しました。続いて、大橋博日盲連スポーツ協議会会長が挨拶をし、モンゴルとのSTT交流に卓球連盟が協力し成功裏に終了した報告と謝辞を述べました。
大会では、A部門(アイマスクをしてSTTを行う)とB部門(アイマスクをせずにSTTを行う)の2種目が男女別に実施され、二日間にわたって「静かな熱戦」が繰り広げられました。大会終了後、和気あいあいとした雰囲気の中、選手たちは来年もまた大会で再会することを誓い合っていました。
なお、試合結果は次の通りです(1位、2位、3位の順。3位は2人の場合があります。敬称略)。
「A部門男子の部」横手勤(埼玉県)、伊藤雅彦(三重県)、伊藤喜秋(静岡県)、井口靖也(山梨県)。
「同女子の部」伊藤貴子(静岡県)、丸山恵美子(埼玉県)、冨田弘子(埼玉県)、小栗道代(名古屋市)。
「B部門男子の部」門間博明(秋田県)、高橋信夫(秋田県)、小坂雅博(石川県)、村井正治(三重県)。
「同女子の部」北川歌子(石川県)、田村茂美(徳島県)、小野崎由里子(秋田県)、高橋美どり(山形県)。