職業サイクルに関する調査研究会開催
6月8日、東京交通会館において、第3回「障害のある労働者の職業サイクルに関する調査研究(第4期)」調査研究委員会が開催され、日本盲人会連合から工藤正一情報部長が出席しました。
この会議は、平成19年度から平成35年度までの17年間の計画で実施されています。
障害者の安定した円滑な就業を進めていくために、障害者の職業サイクル(就職、雇用継続、離職《退職》等)の各局面における状況と課題を把握し、これに応じたきめ細かい雇用対策を進めることが不可欠です。
そこで、障害のある労働者の職業サイクルの全体像を明らかにするための長期継続調査を実施し、若年期を中心とする就職及びこれにつづく職業生活への適応の過程等を明らかにする「職業生活前期調査」と、中高年層を中心とする一定の就業経験経過後の職業生活の維持・向上等の過程を明らかにする「職業生活後期調査」を、毎年交互に継続調査し、企業における雇用管理の改善や障害者の円滑な就業の実現、今後の施策展開のための基礎資料を得ることを目的としたものです。
長期にわたる調査のため、今回の会議では、
1.職業生活から引退したと判断された調査対象者への調査継続または中止について、
2.職業生活からの引退過程に関する質問事項の新設についての検討が行われました。
調査対象者には、7月上旬に調査票が発送されます。