鳥居賞・鳥居伊都賞を和久田ご夫妻が受賞

2014年9月5日

 京都ライトハウス創設者で、元日本盲人会連合会長の故鳥居篤治郎氏の業績を記念して贈られる鳥居賞の第32回受賞者に杉山検校遺徳顕彰会の和久田哲司氏(71、全盲)が、また鳥居氏を支えた妻・伊都氏にちなんだ鳥居伊都賞の第18回受賞者に妻・千代子氏(68)が決まりました。

 和久田氏は、16歳で失明し、東京教育大学特設教員養成部を卒業後、理療科教員として横浜・岐阜の盲学校や筑波技術大学で長年、視覚障害者の教育に尽力され、鍼灸・あん摩療法の研究で、佛教大学大学院から博士号を授与されるなど、視覚障害者の理療分野の発展に寄与されてきたことが認められました。現在、同会の理事長として杉山検校遺徳記念館の建設に奔走されています。
 妻・千代子氏は、自身も社会福祉活動に携わり、和久田氏の教育指導・研究を支え続けてきたことが、同賞にふさわしい功績として評価されました。

 9月11日(木)14時から京都市北区の京都ライトハウスで伝達式と受賞者記念講演が行われます。