第12回チャレンジ賞・サフラン賞受賞者決定
社会福祉法人視覚障害者支援総合センターが、職業自立して社会貢献を目指す若い視覚障害者に贈る、チャレンジ賞とサフラン賞の第12回受賞者が決定しました。
チャレンジ賞を受賞する綱川泰典氏(37、全盲)は、筑波大学附属盲学校高等部音楽科、武蔵野音楽大学音楽学部器楽学科を卒業後、プロフルート奏者として活動を開始しました。視覚障害者のハンディを感じさせない演奏で、コンクール等で入選・入賞を果たし、国内外で活躍、CD録音やTV出演、後進の指導も行っています。現在は筑波大学附属視覚特別支援学校音楽科で非常勤講師として勤務しています。
サフラン賞の堀内佳美氏(30、全盲)は、筑波大学附属盲学校高等部本科普通科、国際基督教大学教養学部語学科を卒業後、みずほ証券株式会社に勤務しました。社内文書の翻訳業務や、外国人社員を対象とした日本語授業を担当。2010年4月からはAPCD(タイ・アジア太平洋障害者センター)に勤務しました。現在は、アークどこでも本読み隊(ARC)Association代表として、障害の有無に係わらず、タイの子どもたちに読書と学習の機会を作り、心の障壁を取り除く活動を行っています。
両賞の贈呈式は7月19日(土)、ホテルルートイン東京阿佐ヶ谷(東京都杉並区)で行われる予定です。