島根県視覚障害者福祉大会 大田市で開催

2014年6月12日

 公益社団法人島根県視覚障害者福祉協会(小川幹雄会長)は、6月8日、世界遺産の石見銀山で有名な大田市の市民センターで今年度の島根県視覚障害者福祉大会を開催しました。

 参加者は、会員・ボランティア等関係者合わせて、147人。
 第1部式典で小川会長は法律制度等の改革期であり、日本盲人会連合の福祉運動に一層注目すること、公益法人初年度を振り返り、今後一層の協力を呼びかけました。また、大会宣言と、6項目の決議を採択した。ライトハウスライブラリーの用具展示と県立盲学校紹介コーナー、女性部による土産品の販売もありました。
 第2部定期総会、昼食に続くアトラクションでは、地元のハーモニカとオカリナグループの演奏があり、午前の熱気を鎮める清涼剤となりました。

 決議の内容は、次のとおりです。

1.障害者差別解消条例に障がい当事者の意見を反映。
2.同行援護などが市町村で格差なく受けられるよう積極的な指導。
3.福祉避難所に視覚障がい者対象の施設を設け、物的人的配慮を。
4.市町村に夜間対応の出来るヘルパー事業所が置かれるよう調整指導。
5.無資格手技行為から県民を守るため、届出済み施術所の公表。
6.公務員、特に警察官に視覚障がい者が認識できるよう拡大文字や点字入り身分証の携帯。