情報障害4団体が合同勉強会 ―竹下会長講演を音声で配信―

2013年5月31日

情報アクセス・コミュニケーションに関する4団体の合同勉強会が平成25年5月16日、東京・西早稲田の日盲福祉センターで開かれ、高岡正全日本難聴者・中途失聴者団体連合会理事長の「情報・コミュニケーション法(仮称)の骨格に関する提言について」、竹下義樹日本盲人会連合会長の「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律をどう受け止めるか」と題する2つの講演を中心に学びました。

質疑応答では、福島智全国盲ろう者協会理事から、高岡氏の「情報アクセス、およびコミュニケーション保障のためにかかる費用は一切求められないこととする」という法の説明に対して、極めてプライベートな支援にまで「無料」で社会的な理解を求められるのか、との質問がありました。

コミュニケーション障害とひとくくりにできるものの、視・聴覚・盲ろう者それぞれの特性を踏まえた条文の検討、及び政治的な運動の進め方の合意形成などの必要性を示唆しました。

改めてコミュニケーション障害者問題の難しさを印象付けていました。

雑誌「視覚障害」の記者のほか、出席者は30名。最後に石野富志三郎全日本ろうあ連盟理事長が「今後も勉強会を継続する」と挨拶し、閉会しました。

インターネット音声版  竹下会長の講演  (59分)

音声をお聞きになるにはWindows Media Player(無料)が必要です。

●視聴方法
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