第44回日盲連文芸大会入選者決まる

2018年12月15日

 日本盲人会連合主催による「日本盲人会連合結成70周年記念 第44回全国盲人文芸大会」の入選者が決まった。
 今回は全国から俳句41人(122句)、短歌44人(129首)、川柳63人(186句)、随想・随筆12人(12編)の応募があった。
 審査員は、俳句が松井国央先生、高野ムツオ先生、短歌が佐佐木幸綱先生、池田はるみ先生、黒岩剛仁先生、川柳が川端六点先生、西出楓楽先生、随想・随筆が堀越喜晴先生、斎藤恵子先生。厳正な審査の結果選ばれた入賞作品には、日盲連会長賞のほか、俳句部門第1位に文部科学大臣賞、短歌部門第1位に厚生労働大臣賞、川柳部門第1位にNHK会長賞、随想・随筆部門第1位に東京都知事賞がそれぞれ贈られる。
 各部門の第1位から第3位までの入賞者は次の通り(敬称略)。

【俳句部門】
 第1位
  木曽馬の睫に残る春の雪         東京都  田中 孝志

 第2位
  折鶴のどこもとがりて風邪抜けず     長野県  菅沢 禮子

 第3位
  手探りて耕したりき春の土        福岡県  吉澤 孝夫

【短歌部門】
 第1位
  さぐりつつ受話器に至る夫なれば呼び出し音を長く待ちたり
                      滋賀県  筑田 豊子

 第2位
  山あいを伴走者とかけぬけるのどかなるかなウグイスの声
                      兵庫県  喜多 義郎

 第3位
  「見えぬのにいつも綺麗」と褒められて今朝も素手にて庭の土掃く
                      大分県  久保田 嘉博

【川柳部門】
 第1位
  空気まで旨く感じる米所         鹿児島県  福元 晴朗

 第2位
  空気抜けそう九条という浮き輪
  母さんの笑顔は空気清浄器        愛媛県  藤岡 健次

 第3位
  小包の香りの先に母がいる        高知県  恒石 道男

【随想・随筆部門】(作品名のみ紹介)
 第1位
  「彼岸花の咲く頃」           福井県  横山 博一

 第2位
  「元気でさえいてくれれば」       三重県  小川 美智代

 第3位
  「失ったもの」             長崎県  村上 暁子