第12回アジア太平洋地区視覚障害者マッサージセミナーに参加しました

2014年5月7日

5月5日から7日にかけて、タイのバンコクで第12回アジア太平洋地区視覚障害者マッサージセミナーが開催されました。

私は日本の現状をレポートするためにセミナーに参加しました。もちろん、日本語で!

残念ながら私は日本語しかしゃべることができないのです。

日本では、視覚障害者の鍼灸マッサージ師は人数が減り、しかも収入も減っています。

その原因は、晴眼者の鍼灸マッサージ師が増え、さらには「クイックマッサージ」や「リラクゼーション」といった無免許者の増加する中で、視覚障害者にとって鍼灸マッサージ師は魅力的な職業ではなくなりつつあるからです。

これに対し、アジア地域では、マッサージが視覚障害者の職業的自立の一つとして大きな希望となりつつあるのです。

わが国では、ICTをはじめ社会の進歩によって視覚障害者が事務職をはじめとする一般職に就くことを期待することはもちろんですが、これからも鍼灸マッサージが視覚障害者にとって重要な職業であることは間違いありません。

そして、鍼灸マッサージが視覚障害者にとって経済的にも自立できる職業であり続けるために、日盲連は無免許問題をはじめとする対策に全力で取り組む決意です。

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