障害児者の情報コミュニケーション推進に関する議員連盟総会への出席

2024年7月4日

 令和6年6月20日(木)、日本視覚障害者団体連合は「障害児者の情報コミュニケーション推進に関する議員連盟」の総会に出席した。

【写真 議員連盟総会の様子】

 同議員連盟は、超党派の議員連盟となり、障害児者の情報コミュニケーションの推進に向けた施策の推進、必要な法律の法制化を行っている。同議員連盟では、これまでに、令和元年に「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律(読書バリアフリー法)」、令和4年に「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法」を法制化している。

 総会では、読書バリアフリー法における関係府省庁の取り組み状況の報告と質疑応答が行われた。総会に出席した本連合・常務理事の三宅隆からは、地方自治体における読書バリアフリー計画の策定を市町村レベルでも策定すること、読書に関する日常生活用具の給付が申請者のニーズに沿って円滑に行われること、点訳・音訳人材の確保に向けた取り組みを進めること等を要望した。また、障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法における関係府省庁の取り組み状況の報告と質疑応答では、同理事よりGIGAスクール構想における視覚障害児童へのICT支援を学外でも充実させること、テレビ放送における緊急放送やニュース速報の字幕の音声化等の徹底させること、選挙情報が障害の有無にかかわらず等しく提供されること等を要望した。

【写真 挨拶をする衛藤晟一参議院議員(同議員連盟・会長)】

 なお、総会の中では、同議員連盟の今後の取り組みとして、聴覚障害者が求める「手話推進法案」を本年秋の臨時国会での成立をめざすことを表明し、全会一致で承認された。