赤羽国交大臣「東陽町駅」事故現場を視察
【写真の説明】事故現場で東京メトロ社員の説明に耳を傾ける赤羽一嘉国土交通大臣(中央)と
岡本三成衆議院議員(左)、三宅隆日視連情報部長(右)
11月29日に東京メトロ東西線「東陽町駅」で発生した、視覚障害者のホーム転落死亡事故について、赤羽一嘉国土交通大臣が12月2日、現地を視察しました。日視連からも三宅隆情報部長が同行し、大臣とともに事故の説明を受けました。
【右写真の説明】赤羽一嘉国土交通大臣
視察した赤羽大臣からは、事故に遭われた方と遺族への哀悼の意を表した後、以下のことを述べられました。
1.国土交通省としては、まずホームドアの整備を進める。今年度の第3次補正予算を含め来年度予算で、必要な予算を確保することが重要と考えている
2.ハード面での対策とともに、駅員や乗客による「声かけ」、「見守り」が普及するような活動も推進する
3.ホームドアの整備を促進させるとともに、転落防止対策も必要であり、新技術等を活用した対策を検討するための検討会において、視覚障害者の方々の意見も伺いながら、議論を進めていく
4.国土交通省としては、ハード・ソフト両面での様々な手段を講じることでこのような悲惨な事故を防止し、駅ホームにおける視覚障害者の安全を確保するよう、引き続き、取り組んでいく
三宅情報部長からは、ホームドアの整備を進めるとともに、設置工事中を含め駅係員等の見守る目の強化を図ってほしいと述べました。また、視覚障害者自身も、今一度自らの歩行について確認する必要性があることにも触れました。
赤羽大臣は12月1日の記者会見においても、11月20日に国土交通省が公表したホームドアの新たな整備目標に基づき、令和3年度からの5年間で、番線単位で整備を進め、整備ペースを2倍に加速化させることを述べています。
【写真の説明】三宅隆日視連情報部長