第2回 駅ホームにおける安全性向上のための検討会に出席

2016年10月3日

 9月30日、国土交通省による「第2回駅ホームにおける安全性向上のための検討会」が開かれ、日本盲人会連合から橋井正喜常務理事が出席しました。同検討会は、8月15日に東京メトロ銀座線青山一丁目駅で発生した盲導犬使用者の事故をうけ、ホームドア、心のバリアフリーなど、総合的な安全性向上対策を検討するために開催しています。

 今回は、日盲連の他に全日本盲導犬使用者の会、全国盲導犬施設連合会、視覚障害リハビリテーション協会などの視覚障害関係団体などが参加し、視覚障害者の視点から多角的に今回の事故に関する意見を述べました。

 橋井常務理事は、9月16日に石井啓一国土交通大臣に提出した要望書と鉄道駅に関するアンケート調査の結果を資料として提供し、これまで日盲連が行った取り組みの報告と日盲連の要望内容について改めて意見を述べました。
 早急に進めて欲しいこととして、ホームドア敷設の推進と同時に、誘導ブロックの敷設を統一的なルールに従って進めること、駅員や乗客から迷っている視覚障害者に声かけを行うこと、視覚障害者向けの設備の設置やサービスの提供においては必ず視覚障害当事者の意見を取り入れながら推進をすることを、改めて国土交通省や鉄道関係者に要望しました。

検討会の模様