選挙権の18歳引き下げに伴う教材について緊急に要望
日盲連は、選挙年齢が18歳に引き下げられたことに伴い、11月27日(金)、高市早苗総務大臣と馳浩文部科学大臣に対して、選挙年齢引き下げに伴う高校生等のための副教材製作について、特別支援学校及び高等学校等に在学する視覚に障害のある生徒のために点字や拡大文字などでも配布するよう要望した。
総務省には同日午前、及川清隆副会長と鈴木孝幸副会長が、文科省には午後から、藤井貢組織部長、工藤正一情報部長が要望書を持参し、それぞれの担当官と意見交換した。
その中で、総務省の担当官からは視覚障害のある生徒のための教材作成の必要性があり、現在文科省の関係部局と検討に入っている旨回答があった。
また、文部科学省からは、障害の有無に関わらず、参政権を得るということに関して、特別支援学校等で主権者として力を育むことを指導することは重要であると捉えており、措置を検討中との回答があった。
日盲連からは、特別支援学校以外も含めて、視覚に障害のある全ての生徒に必要な副教材が行き渡るようにすること。また、教員が視覚障害者である場合、指導用教材についても、同様の配慮をすることなどを要望した。文部科学省側からは、初等中等教育局特別支援教育課並びに教育課程課の担当官が出席した。
なお、文科省の副教材「私たちが拓く日本の未来」は以下のURLに掲載されている。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/shukensha/1362349.htm
(1)総務省への要望書
日盲連発第96号 総務大臣 高市 早苗 殿 社会福祉法人 日本盲人会連合 選挙年齢引き下げに伴う「高校生等のための副読本」製作について
秋冷の候、貴職に置かれましてはますますご健勝の事とお慶び申し上げます。
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(2)文部科学省への要望書
日盲連発第96号 文部科学大臣 馳 浩 殿 社会福祉法人 日本盲人会連合 選挙年齢引き下げに伴う「高校生等のための副読本」製作について
秋冷の候、貴職に置かれましてはますますご健勝の事とお慶び申し上げます。 |