韓国視覚障害者図書館協議会が日盲連を訪問

2017年9月15日

 9月13日、韓国視覚障害者図書館協議会の金鎬植(キム・ホシク)会長、各加盟施設の館長・実務者など24名が日本盲人福祉センターを訪問し、意見交換を行いました。

 最初に日盲連 竹下義樹会長から、歓迎の挨拶と日本盲人会連合の紹介がされました。
 続いて金会長より、韓国と日本の視覚障害者に関する状況について意見交換の機会が設けられたことに感謝する旨の挨拶が述べられました。
 竹下会長は日本の視覚障害者の現状ならびに福祉政策、および最近の話題についてふれ、日盲連の事業紹介では点字JBニュースを三宅隆情報部長が、そして総合相談室については工藤正一総合相談室長が説明をおこないました。

 質疑応答ではあん摩師等法19条訴訟について質問があり、竹下会長より現状が報告されました。
 なお韓国では、視覚障害者のみがマッサージ業を営むことができることが法律で定められているようです。晴眼者が違憲訴訟を起こしたこともあったようですが、国側が勝訴し現状維持されています。現在も新たな訴訟が起きていて、金氏は裁判が継続して起こされることで、いつか国側が敗訴するのではないかという懸念を伝え、日本においても国側が勝訴するよう願っているとエールを送りました。

 最後に、金会長から竹下会長に記念品が贈呈され、記念写真を撮影して終了しました。