ユニバーサルデザイン2020 評価会議を開催
3月19日、東京・霞が関の中央合同庁舎第4号館にて「ユニバーサルデザイン2020評価会議」の第2回が開催され、日本盲人会連合から委員として伊藤和男副会長が出席しました。
今回は、昨年12月4日に開かれた第1回会議にて各委員から出された、「ユニバーサルデザイン2020行動計画」に対する要望等への取り組み状況の報告と意見交換を行うことを目的に実施されました。
内閣官房からは重要課題として次の項目が示されました。
1.ホテルのバリアフリー化の促進
2.ユニバーサルデザインタクシーの改善
3.障害者割引の利用者利便の改善
4.最新技術を活用した情報提供の強化
5.心のバリアフリー研修の拡大・向上
6.障害者雇用の促進の取組状況の報告
伊藤副会長は、心のバリアフリー研修について、子供を対象にするだけでなく、一般企業や公務員向けにも実施が拡大していることに対し感謝を述べました。一方で、最新技術を活用した情報提供に関し、スマートフォンを利用できない人やインターネットにアクセスできない人もいることに懸念を示し、障害の有無に関係なく同じ情報を得ることができるよう、さらなる工夫が必要だと訴えました。また、視覚障害者にとってテレビは重要な情報源であり、字幕やテロップの読み上げと外国語の同時吹き替えを行うなど、必要な情報をすぐに得られるよう環境の整備を求めた。引き続き第3回目が開催される予定です。