社会福祉法人 日本視覚障害者団体連合

　令和４年６月１４日、「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法」成立報告会が参議院議員会館で開催されました。同報告会は、「障害者による情報の取得及び利用並びに意思疎通に係る施策の推進に関する法律（通称：障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法）」が令和４年５月１９日に成立し、５月２５日に公布・施行したことを受け、同法の議員立法を進めた超党派の議員連盟「障害児者の情報コミュニケーション推進に関する議員連盟」が開催しました。

　当日は、同議員連盟に所属する国会議員、障害者団体の代表者、関係する府省庁の担当者等が参加しました。報告会の冒頭では、同議員連盟会長の衛藤晟一参議院議員、幹事長の山本博司参議院議員より、同法の成立に尽力した国会議員、障害者団体の代表者、府省庁の担当者に対して感謝の言葉が述べられました。

　そして、同議員連盟事務局長である滝波宏文参議院議員からは、同法の成立に向けた審議過程の報告があり、党内調整で尽力をした各党の担当議員に対する感謝の言葉が述べられました。その後、参加者からの意見交換があり、日視連から出席した会長の竹下義樹からは、感謝の言葉と共に、今後、視覚障害者を含む全ての障害者の情報アクセシビリティを高めるためには、同法の第１０条（法制上の措置等）と第１１条（障害者による情報取得等に資する機器等）を根拠にして各施策の具体化が必要と指摘し、同議員連盟の国会議員、関係する府省庁の担当者に対して具体化に向けた協力のお願いをしました。