障害者手帳に関するマイナンバー情報連携勉強会
公明党障がい者福祉委員会主催「障害者手帳に関するマイナンバー情報連携に関する勉強会」が5月14日(金)衆議院第1議員会館(B1F)大会議室で行われました。日視連からは吉泉豊晴 情報部長が参加しました。
概要は次の通りです。
1.内閣府「障害者手帳とマイナンバーカードの紐づけの在り方について」
政府が運営するマイナポータルでは24時間、行政の申請手続きや自分自身の情報の確認ができる。そこを通じて本人の承認の上、障害者手帳とマイナンバーカードを紐づけることができる。それによりスマートフォンを手帳の代わりに利用可能になる(運賃割引の際等)。
2.総務省「デジタル化に向けた高齢者・障害者に対する実験的講習会と今後の展開について」
昨年度、マイナポータルをスマートフォンなどで利用するための講習会(高齢者・障害者対象)を実験的に実施した。そこで得たノウハウを今後の講習会の全国展開の参考とする。マニュアル作成も行う。全国展開に当たっては補助金制度を設ける予定。適正な実施方法を検討する有識者会議を設ける予定でもある。
3.障害者団体から出された主な意見
・情報漏洩が不安。セキュリティには万全を期してほしい
・講習会の実施に当たっては障害特性に配慮してほしい(家族同伴、手話通訳者配置等)
・手帳とマイナンバーを紐づけなくても福祉サービスの利用に支障が出ないようにしてほしい
・マイナンバーの取得率が国民の約3割程度という中で手帳とマイナンバーカードを紐づけることの実効性には疑問を感じる