あはき19条違憲訴訟仙台地裁第14回口頭弁論
平成医療学園グループの学校法人福寿会福島医療専門学校が、あん摩マッサージ指圧師養成課程の新設を国に申請し、非認定処分とされたことの処分取り消しを求めて、仙台地裁に提起した裁判の第14回口頭弁論が、9月12日に101号法廷で開かれました。
裁判傍聴には、東北の各県と東京・北関東から、日本盲人会連合、日本あん摩マッサージ指圧師会、日本理療科教員連盟、全日本視覚障害者協議会、盲学校の同窓会会員など93名が参集(傍聴席は79席)しました。
裁判では、裁判長から終結に向かっていることを思わせる発言があり、今回も証人尋問の点には触れることなく次回日程を101号法廷で12月2日(月)15時から、とし閉廷しました。
その後、仙台市戦災復興記念館に会場を移し、第13回集会が60名の参加で行われました。福島県の武藤永治 幹事の開会宣言の後、路上集会等で活用される横断幕が会場に紹介されました。
東北協議会 及川清隆 会長から9月5日に代表者5名で東京地裁を傍聴した報告と「いよいよ結審が近くなってきたが国勝訴の判決が出されるまで油断せず一層結集して行こう」との呼びかけがありました。また、7月から全日本鍼灸マッサージ師会東北会長に選任された佐々木実 会長(岩手県)から「今後運動に協力して行きたい」と挨拶をいただきました。続いて赤門宏志学院の坂本浩樹 課長や日マ会 安田和正 会長の挨拶が行われました。
大胡田誠 弁護士の解説では、「結審が近い事が予想される。判決の方向は不透明なので、一層私たち視覚障害者が裁判に強い関心を持って勝訴が出されるまで運動を強めることが大切」ということでした。
続いて、第17回幹事会で審議した議案が提案され、結審時から判決までの想定運動方針が承認後、秋田県視覚障害者福祉協会の武田利美 会長の閉会の挨拶で散会しました。