あはき法19条大阪地裁 第14回口頭弁論報告

2019年7月17日

 平成医療学園専門学校ならびに宝塚医療大学が国に対し、あはき法19条によるあん摩マッサージ指圧師養成施設設置の非認定処分を取り消すことを求める訴訟に関する第14回口頭弁論が、6月28日、大阪地裁202号法廷にて行われました。

 法廷傍聴には、日本盲人会連合小川幹雄監事、日盲連中国・近畿・東海の各ブロック、日本あん摩マッサージ指圧師会、日本理療科教員連盟、全日本視覚障害者協議会、全日本鍼灸マッサージ師会等の視覚障害当事者、支援者、約100名が詰めかけました(傍聴席は91名分)。

 閉廷後、参加団体の関係者約60名が大阪弁護士会館に参集し、裁判の内容確認と意見交換を行いました。各団体からの報告と挨拶に続き、岡田康平弁護士から今回の口頭弁論の説明が行われました。
 今回、原告から第8、第9準備書面が提出されました。また、証拠書類として甲16号証から73号証まで提出され、16号証のなかには大学准教授による処分に関する憲法審査をどのように行うべきかといったような鑑定意見書が含まれているのではないかと述べられました。また、原告から提出された証拠書類の内容としては、これまでの総括的な主張がなされており、原告からはほとんどの証拠書類が出尽くしたものと考えられます。次回の口頭弁論において被告からの反論の書面が出されて原告からの再反論がなければ人証の採否の判断が示されて審理は終結となり、年明け頃には判決が出されるのではないかと述べられました。
 その後、フロアから活発な意見交換が行われ閉会しました。

 次回、第15回口頭弁論は10月11日(金)15時から大阪地裁202号法廷で行われます。