あはき19条違憲訴訟 仙台地裁 口頭弁論
平成医療学園グループの学校法人福寿会福島医療専門学校が、あん摩マッサージ指圧師養成課程の新設を国に申請し、非認定処分とされたことの処分取り消しを求めて、仙台地裁に提起した裁判の第13回口頭弁論が、7月4日に101号法廷で開かれました。裁判傍聴には、東北の各県と東京・北関東から、日本盲人会連合、日本あん摩マッサージ指圧師会、日本理療科教員連盟、全日本視覚障害者協議会、盲学校の同窓会会員など79名が参集(傍聴席は79席)しました。
裁判では、原告(学園)側から、被告(国)側に対しての質問書が提出された模様です。以前、「証人については、国の陳述を待って裁判官が確認すること」となっていたが、触れられることなく、閉廷しました。
その後、仙台市戦災復興記念館に場所を移し、第12回集会が54名の参加で行われました。
秋田県視覚障害者福祉協会の武田利美会長開会の挨拶の後、東北協議会及川清隆協議会長挨拶は「いよいよ結審が近くなってきたが一層結集して行こう」と呼びかけました。また、赤門宏志学院の坂本浩樹総務課長からは、「(私達も)このような場で情報提供し、共に頑張って行きたい」と挨拶がありました。大胡田誠弁護士から今回の口頭弁論の論点整理が行われました。
続いて、同協議会の第16回幹事会で、今後の19条違憲訴訟結審後の運動の方向のあり方を討議したことが報告されました。フロアから「どんな結果でも、運動は継続するべき」という声が出て、発言者の思いを共有し、最後に福島県視覚障がい者福祉協会の阿曽幸夫会長の閉会の挨拶で散会しました。
次回は、9月12日(木)15時から行われます。