神奈川で第20回視覚障害者福祉大会開催される

2019年7月4日

 神奈川県視覚障害者福祉協会(鈴木孝幸理事長)と伊勢原市身体障害者福祉協会視力部(今津一男部長)共催による、第20回神奈川県視覚障害者福祉大会が6月30日、伊勢原市中央公民館において、関係者130名余りが集い盛大に開催されました。

 第一部の式典では、県障害福祉課長や県議会副議長、市福祉部長や市議会議長に加え、地元県議会議員や県内視覚障害関係施設の来賓等12名を迎えて開催されました。関係者のあいさつの中で、伊勢原市は雨降山(あふりやま)と呼ばれる大山のふもとに広がる街で、当日の雨は歓迎のしるしだとのことでした。

 大会のスローガンは次のとおりです。

1.広めよう権利条約の意義! 深めよう視覚障害の理解!

2.視覚障害者の積極的な社会参加と安心・安全な外出を!

3.守ろう19条! 官公庁において視覚障害者の雇用拡大を!

4.ロービジョンへの理解を深め ケアの充実を!

 開会式典に続いて、全体会議、4つの分科会が開催され真剣な討議が行われました。

 第1分科会「制度・生活」、第2分科会「バリアフリー」、第3分科会「職業」、第4分科会「ロービジョン」が行われました。
 内容は提出議題に加えて、第4分科会では特別研修「ロービジョンの現状と課題」も行われました。第3部の記念講演では「なぜ今キャッシュレスが話題に!?」「紙幣や貨幣を使わない電子マネー決済の利便性と課題を考える」をテーマに、「合同会社みんなの手」代表清水康弘氏を講師に迎え、研修を行いました。

 後半の全体会議では、分科会報告、大会宣言、大会決議を採択、閉会式典では、次期開催地挨拶を厚木市視覚障害者協会の水落直美会長が行い、閉会のことばで締めくくりました。