東洋療法研修試験財団 定時評議員会開催
公益財団法人東洋療法研修試験財団の令和元年度定時評議員会が12日、東京・上野の同財団で開かれ、日本盲人会連合からは小川幹雄財団評議員が出席しました。
平成30年度事業報告では、国家試験、免許登録事業と研修事業について報告がありました。また、平成30年度の決算については収支のバランスを検討する必要があるとの報告があったが、いずれも原案通り承認されました。
その後、提出事項が提案されました。提案内容は次の通りです。
1.第27回あはき国家試験の受験者数と合格者数
「あん摩マッサージ指圧師」 受験者1498人、合格者1300人、合格率83.0%
「はり師」 受験者4861人、合格者3712人、合格率76.4%
「きゅう師」 受験者4655人、合格者3656人、合格率78.5%
2.平成30年度の業団体等と財団との共催研修は9回でした。
3.あはき国家試験あり方検討会の報告
第29回のあはき国家試験から出題数を、あマ指師は160問、はき師は180問、試験時間は晴眼者4時間20分、視覚障害者6時間30分、出題形式は四肢択一とします。認定実技審査制度は今後の検討課題となります。
4.あはき師にかかる施術管理者研修について
今年9月に試行的な研修を行い、令和2年4月から研修を実施するよう準備を進めます。
5.あはき師の免許保有証の発行は1万2173枚にとどまっているため、今後は取り扱い4団体の非会員や在学中の学生に周知を図ります。