第72回全国盲人福祉大会札幌大会盛会裏に閉幕
5月26日から3日間にわたり、札幌市において開催された第72回全国盲人福祉大会の最終日は、全国から視覚障害者ならびに関係者約1000人が札幌市中央区の札幌市民交流プラザ 札幌文化芸術劇場 ヒタルに参集し、大会式典と議事が行われました。
まず、第1部の大会式典では、札幌市視覚障害者福祉協会 古谷久幸副会長の開会宣言、国歌・日盲連の歌斉唱の後、大会実行委員長の札幌市視覚障害者福祉協会 近藤久江会長から歓迎の挨拶が述べられました。
次に、日本盲人会連合竹下義樹会長から主催者挨拶があり、
「日盲連は昨年結成70周年を迎えました。そして、令和元年となる2019年に北の大地札幌において、次の80周年に向けた大会を開催することができました。大会を準備するに当たり、近藤会長を中心とした札幌市の視障協のみなさん、そして物心両面にわたってこれを支えていただいた北海道および札幌市の関係者のみなさんに、この場を借りて御礼申し上げます。そして、今日の大会にお忙しい中をたくさんの方々が大会に花を添えるべくご出席いただきました。本当にありがとうございます」
と述べ、さらに、災害対策と情報保障の問題を挙げ、
「これら重要問題に対し、平成の30年を分析・整理し、今後の10年に向けて、視覚障害を持つすべての人の福祉を担う団体としてみなさんと一緒に取り組むべく、この札幌大会を新たな出発点としたい」
と述べました。
そのほか、日盲連顕彰等受賞者に表彰状、感謝状の贈呈、厚生労働大臣、文部科学大臣、鈴木直道北海道知事、秋元克広札幌市長からの祝辞、祝電披露が行われました。
第2部の大会議事では、平成30年度決議処理報告、令和元年度運動方針を執行部の原案通り全会一致で可決しました。続いて宣言・決議も全会一致で採択されました。
次年度の第73回大会開催地団体を代表して、宮城県視覚障害者福祉協会柿沼正良理事長から挨拶があり、令和2年の6月14日(日)から3日間、仙台サンプラザを会場に開催することが報告されました。
最後に、札幌市視覚障害者福祉協会舟崎隆副会長から閉会が宣言され、万歳三唱で三日間にわたる大会の幕を閉じました。