駒込駅前における交通事故に関する緊急声明

2018年12月27日

 12月7日早朝、東京都豊島区駒込の都道で、白杖を持ち通勤途中の視覚障害の男性(64歳、光覚)が信号機のある横断歩道を移動中、走ってきた車にはねられ死亡した事故を受け、日本盲人会連合は25日、ホームページ上で緊急声明を発表しました。

事故現場の信号機に音響式信号装置は付いていたが、19時から翌8時までの夜間および早朝は周辺住民の要望で信号の状態を音で知らせる機能は停止されていました。
このことは、私たち視覚障害者にとって極めて深刻な問題であり、広くこの事故を教訓とするため、声明には次の要望を添えています。

1.音響式信号機は24時間誘導音を出すこと 
2.音響式信号機の誘導音を時間帯により停止する場合は、それに代わる代替機能を作動させ、視覚障害者が信号の色を認識できるようにすること 
3.運転者は、横断歩道を渡っている視覚障害者を視認したら信号の色に関わらず、まず、徐行、一時停止の道路交通法の規定を遵守すること

なお、全文は日盲連ホームページ(http://nichimou.org/notice/181225-jimu/)にて公開中です。