JDFが全国フォーラムを開催

2018年12月19日

 日本障害フォーラム(JDF)主催による「2018年JDF全国フォーラム」が12月5日、東京都千代田区の秋葉原コンベンションホールにて行われました。

今回は、「権利条約の実施と私たちの暮らし~『他の者との平等』をめざして~」をテーマに、旧優生保護法による強制不妊手術や障害者雇用水増しなど、大きな問題が明らかになっているなか、すべての課題は障害者権利条約につながるとの立場からこれら問題に切り込む形で開催されました。

藤井克徳JDF副代表(日本障害者協議会代表)の基調報告に始まり、竹下義樹JDF副代表(日本盲人会連合会長)をコーディネーターとしたパネルディスカッションまで、終日、障害者の諸問題について議論し合いました。JDFでは、障害者権利条約のパラレルレポートの作成や、障害者基本法、差別解消法の見直しなどに取り組んでいるところであり、これらの報告もなされました。
なお、外務省総合外交政策局人権人道課杉浦正俊課長より、点字の考案者であるルイ・ブライユ氏の生誕日1月4日を世界点字の日とする決議が今、国連総会で議論されていること、おそらく全会一致で採決される見込みであることが話され、政府としても点字の普及促進が今後の重要な政策課題であると認識していることを示しました。