ユニバーサルデザイン2020評価会議を開催
日本盲人会連合は、12月4日に総理大臣官邸で開催されたユニバーサルデザイン2020評価会議(第1回)へ出席しました。同会議は、「ユニバーサルデザイン2020行動計画」について、関係府省庁の取り組み状況の評価や改善を提案することを目的に開催される会議であり、同日に行われたUD2020関係閣僚会議(第3回)において設置されました。
当日は、学識者と障害者団体の代表者が出席し、行動計画の関係府省庁の取り組み及び東京2020オリンピック・パラリンピックに向けての改善点や要望に対する意見交換が行われました。日盲連からは伊藤和男副会長が参加し、「各種情報提供の方法がホームページのみで進むことを懸念している。視覚障害者に対する情報の提供方法について、ホームページは音声の読み上げソフトに対応するよう徹底し、画像PDFでの情報提供はしないで欲しい。また点字等での提供も必要である」と要望しました。その他の障害当事者の代表からは、タクシーで乗車拒否をされてしまうことへの改善や鉄道等の交通機関の身体障害者割引がもっと利用しやすくなるよう改善を求めることなどの意見が出されました。
第2回評価会議は年度末に開催される予定であり、2回目以降は具体的な項目において議論される予定です。