UD2020関係閣僚会議(第3回)を開催

2018年12月7日

 日本盲人会連合は、12月4日に総理大臣官邸で開催されたユニバーサルデザイン2020関係閣僚会議(第3回)へ出席しました。

 同会議は、昨年2月に策定された「ユニバーサルデザイン2020行動計画」について、関係府省庁の取り組み状況の報告、行動計画の更なる加速並びに、「ユニバーサルデザイン2020評価会議」の設置を目的に開催されました。当日は、関係府省庁の大臣(もしくは副大臣)と障害者団体の代表者が出席し、関係府省庁からは取り組み状況の報告が行われ、障害者団体からは取り組みに対する意見が述べられました。
また、国際パラリンピック委員会のパーソンズ会長が出席し、「行動計画を元に、バリアフリー化への取り組みが大きく向上していることに敬意を表するとともに、東京2020オリンピック・パラリンピックの成功を祈る」とエールを送られました。

 日盲連から出席した伊藤和男副会長は、「行動計画の取り組みによって、心のバリアフリーが浸透しているように思う。特に鉄道駅における視覚障害者への声かけが増えており、以前と比較し、安心して駅を利用できるようになっていることを評価するとともに、移動に関するバリアフリーがより一層推進されることに大きな期待を寄せている。さらに、面的なバリアフリー化の考えを推し進め、視覚障害者誘導用ブロック(点字ブロック)が、途中で途切れることがないよう、整備を促進して欲しい。また、子供達への『心のバリアフリー』教育の実施には感謝を申し上げるが、企業や社会にはもっと積極的に取り組んで欲しい」と発言しました。
意見交換の後、行動計画を評価していくために、学識者並びに障害者団体の代表等から構成される評価会議の設置が決定し、日盲連から伊藤和男副会長が委員として就任しました。