あはき法19条大阪地裁 第11回口頭弁論報告

2018年11月16日

 平成医療学園専門学校並びに宝塚医療大学が国に対して、あはき法19条によるあんまマッサージ指圧師養成施設設置の非認定処分を取り消すことを求める訴訟に関する第11回口頭弁論が11月9日、大阪地裁202号法廷にて行われました。
法廷傍聴には、日本盲人会連合小川幹雄副会長、全日本鍼灸マッサージ師会伊藤久夫会長をはじめ、日盲連中国・近畿・東海の各ブロック、日本あん摩マッサージ指圧師会、日本理療科教員連盟、全日本視覚障害者協議会等の視覚障害当事者・支援者約100名がつめかけました(傍聴席は91名分)。
閉廷後、参加団体の関係者約70名が大阪市北区の堂島ビルヂングに参集し、裁判の内容確認と意見交換を行った。各団体からの挨拶に続き、岡田康平弁護士から今回の口頭弁論の説明がありました。
今回、原告から提出された第6準備書面は被告が提出した乙89号証の筑波技術大学藤井亮輔教授の報告書に関する反論と考えられます。もう一つは、甲8の1号証として関西大学社会学部間淵領吾教授の書かれた鑑定意見書が提出されたことです。さらに、原告は次回の口頭弁論までに4名の証人申請と陳述書の提出を考えており、その中の証人の一人が原告代表の岸野雅方さん(平成医療学園理事長)であり、ほかの3名は視覚障害者の教育に携わっている方々であると考えられることが説明されました。
その後、フロアから多くの意見や質問を受け付けて閉会しました。今回は、11月11日に開催した「あん摩師等法19条を守る決起集会大阪大会」の案内ビラを大阪地裁周辺の歩道上で通行人に対し約200枚配布しました。また、近畿19条問題対策協議会の集めた174筆の署名を大阪地裁に提出しました。
次回の第12回口頭弁論は、平成31年2月1日(金)11時から大阪地裁202号法廷で行われます。