あはき19条違憲訴訟 仙台地裁口頭弁論
平成医療学園グループの学校法人福寿会福島医療専門学校が、あマ指師養成課程の新設を国に申請し、非認定処分とされたことで、その処分取り消しを求めて、仙台地裁に提起した裁判の第9回口頭弁論が、9月27日、仙台地裁101号法廷で開かれました。
裁判傍聴には、東北の各県、新潟県、東京、北関東、日本盲人会連合、日本あん摩マッサージ指圧師会、日本理療科教員連盟、全日本視覚障害者協議会、盲学校の同窓会会員など95名(傍聴席は79席)が参集しました。裁判では、原告から証人を呼ぶ考えがあることが話されました。国からは、第4準備書面が提出されました。また、書面は準備していないが、原告の再反論があればそれに対する反論を考えると言うことでした。
閉廷後、仙台市戦災復興記念館に場所を移し、集会を行いました。参加者は、約70名でした。集会では、山形県視覚障害者福祉協会竹田昭博会長の開会宣言、東北協議会及川清隆会長の挨拶に続き、大胡田誠弁護士から、これまでの口頭弁論の論点整理が行われました。
大胡田弁護士は「東京・大阪の流れからすると、国が出した第4準備書面は藤井亮輔教授の論文を引用し網羅的な反論をしたものではないかと考えられる。原告は、この論文の信憑性を疑わせる論法を考えている。藤井教授を証人として矛盾点をついてくるのではと思う。また、判決は来年以降になるのでは」と話されました。
議題では、青森の佐々木秀勝会長を議長として、11月11日に行われる「全国統一決起集会」について事務局から提案がなされ、拍手で了承された。また、新たに点字葉書による署名や募金等について協力のお願いがあり、全視協の戸田氏の閉会の挨拶で終了となりました。
第10回口頭弁論は11月22日(木)、第11回口頭弁論は平成31年2月4日(月)、いずれも15時から仙台地裁101号法廷にて行われます。