第71回全国盲人福祉大会東京大会盛会裏に閉幕
6月11日から13日の3日間にわたり、東京都において開催された日本盲人会連合結成70周年記念第71回全国盲人福祉大会の最終日は、全国から視覚障害者ならびに関係者約2000人が東京都台東区の東京文化会館に参集し、盛大に大会式典と議事が行われました。
まず、秋篠宮同妃両殿下ご臨席の下、第1部の大会式典が行われました。東京都盲人福祉協会高橋博行副会長の開会宣言、国家・日盲連の歌斉唱に続き、記念大会実行委員長の都盲協笹川吉彦会長より歓迎の挨拶が述べられました。次に、日盲連竹下義樹会長より主催者挨拶があり、「先人たちは、戦後の混乱期の中、昭和23年8月に日盲連を結成し、視覚障害者の自立と社会参加の実現を目指し、70年の歩みを続けてきた。この70年間の日盲連の歩みは、日本の戦後における障害者の福祉の歩みと歩調を合わせてきたともいえる。今日の日本における視覚障害者の立つ位置が前進してきたのは、先人たちの団結があり、理解し支えてくれた多くの方々の力があってこそであり、我々は感謝しなければならない。しかし、我々は感謝するだけでなく、この70年の歩みを10年、20年とさらに受け継いでいかなければならない。この大会がさらなる発展に結び付けるすばらしい一歩となっていることを確信している。」と述べました。続いて、秋篠宮殿下よりお祝いのお言葉を賜り、その後、日盲連顕彰等受賞者に表彰状、感謝状の贈呈、厚生労働大臣(代理・牧原秀樹副大臣)、文部科学大臣(代理・戸谷一夫事務次官)、小池百合子東京都知事からの祝辞、祝電披露が行われました。
第2部の大会議事では、平成29年度決議処理報告、平成30年度運動方針を執行部の原案通り全会一致で可決しました。さらに宣言・決議も全会一致で採択されました。続いて、次年度の第72回大会開催地団体を代表して、札幌市視覚障害者福祉協会近藤久江会長より挨拶があり、新たな元号、○○(まるまる)元年の5月26日(日)から3日間、ホテルニューオータニイン札幌と札幌市民交流プラザを会場に開催する旨が報告されました。最後に、都盲協佐々木宗雅副会長より閉会が宣言され、3日間にわたる結成70周年記念大会の幕を閉じました。