UD2020関係閣僚会議を開催

2018年1月25日

 日本盲人会連合は、1月23日に総理大臣官邸で開催されたユニバーサルデザイン2020関係閣僚会議(第2回)へ出席しました。同会議は、ユニバーサルデザインの推進にあたり、昨年2月に策定された「ユニバーサルデザイン2020行動計画」について、1年が経過したことから、関係府省庁の取り組み状況の確認、並びに行動計画の更なる加速を目的に開催されました。

 当日は関係府省庁の大臣と障害者団体の代表者が出席し、関係府省庁より取り組み状況の報告が行われ、障害者団体からは取り組みに対する意見が述べられました。日盲連から出席した伊藤和男副会長は、取り組みが進められている行動計画において、心のバリアフリーに重点が置かれている点を評価し、共生社会の実現が近づいていることを歓迎する一方で、視覚障害者の鉄道駅ホームからの転落事故がなくならないことを挙げ、ハード面・ソフト面の更なる推進を求めました。また、座長を務めた鈴木オリパラ担当大臣は、行動計画を通して共生社会を実現させるためには、全ての子供に対する心のバリアフリー教育を実施すること、バリアフリー法等の見直しを通して、駅のエレベーターの増設やホームドアの整備、バリアフリー情報の分かりやすい提供等を行い、街作りにおけるバリアフリーの取り組みについての更なる高度化を指摘し、出席した各大臣に対し、各府省庁内でのリーダーシップの発揮を求めました。