第50回愛知県視覚障害者福祉大会を開催

2017年11月10日

 社会福祉法人愛知県盲人福祉連合会(金子芳博会長)主催による、第50回愛知県視覚障害者福祉大会(豊橋大会)が、11月5日、豊橋市民文化会館を会場に関係者約300名が参集しました。

 式典では、金子会長の式辞、加賀時男愛知県身体障害者福祉団体連合会会長による挨拶、豊橋市長、同市市議会議長による歓迎のことばに続き、福祉及び組織功労の会員に対する表彰状、点訳・音声訳奉仕活動・移動支援等のボランティアに対する感謝状の贈呈、来賓祝辞や祝電披露などが行われました。

 議事では、4項目の決議と宣言が採択された。決議された要望事項の概要は次の通りです。

 1.安全な移動の確保のため駅ホームにおいて、安全柵の設置、音声案内など総合的な取り組みを。一般道路において、歩車分離式交差点専用の音声装置や、横断歩道のエスコートゾーン敷設の一般化を
 2.災害発生時の避難所の運営について、視覚障害者へ的確な情報提供や意思疎通ができる体制づくりを市町村と提携し、推進を
 3.日常生活用具給付制度を見直し、補装具との整合性を図るとともに、地域間格差を解消するため、県において最低限の指針を示し、視覚障害者のニーズに即した品目の支給を
 4.あん摩師等法19条を死守すると共に視覚障害者あはき師への支援策の確立や無資格医業類似行為者の取り締まり強化によって、視覚障害者あはき師の生計と職業領域の維持を。