サイトワールド開催、新潟大と日盲連がWS企画
11月1日、日本最大級の視覚障害者福祉機器展サイトワールド2017が開幕しました。会場はJR錦糸町駅前にある丸井錦糸町店8・9階「すみだ産業会館サンライズホール」。
第12回となる今回は丸井錦糸町店が初出展、さらに公式WEBサイトでは7階のレストランフロアのメニューを視覚障害者に配慮されたデザイン(https://www.0101.co.jp/054/restaurant-menu/)で公開するなど、来場者に対し配慮がなされました。
イベントでは日本盲人会連合と新潟大学がワークショップを企画、連名で取り組んだ「視覚障害者のための点訳・音訳サービス利用状況調査」について、新潟大学の渡辺哲也准教授から報告がありました。
本調査は平成28年度厚生労働科学研究費補助金により実施され、視覚障害者のプライベート点訳・音訳サービスの利用について実態を調査したものです。
会場には、当事者や点訳・音訳従事者、情報提供施設・支援団体関係者など30名を超える参加者たちの姿があり、報告内容に対しそれぞれの立場から指摘や見解が述べられました。
最後に渡辺准教授は、報告書のまとめ方について検討すべき点が多々あるとした上で、参加者からさまざまな意見が寄せられたことへ謝意を伝え、ワークショップを締めくくりました。