第59回岡山県視覚障害者福祉大会を開催

2017年10月24日

 社会福祉法人岡山県視覚障害者協会主催による第59回岡山県視覚障害者福祉大会が10月22日、岡山市北区のきらめきプラザで、台風21号の大雨の中にも関わらず、会員・関係者約140名が参加して開かれました。

 第1部では、片岡美佐子会長の開会の挨拶に続き、組織功労の会員に対する表彰状、点訳・朗読奉仕活動の感謝状等の贈呈が行われ、来賓から祝辞が述べられました。議事では情勢報告に続いて、大会宣言と6項目の決議を採択しました。

 第2部では、視障協文芸作品授賞式が行われた後、その選者を担当された土師康生先生による「短歌を楽しむ」と題した貴重な自己体験の講演があり、盛会の内に閉会しました。同大会で決議された要望事項は次の通りです。

 (1)同行援護の報酬単価を引き上げ従業者数を確保するとともに、同行援護事業における地域間格差を無くし個人のニーズに合った支給量が得られるように
 (2)あん摩師等法19条を死守し、視覚障害あはき師への支援策の確立や無資格医業類似行為者の取り締まり強化によって、視覚障害あはき師の生計と職業領域が維持されるように
 (3)訪問マッサージの実態調査と従業者の研修の強化を
 (4)視覚障害者が必要とするすべての交差点への、音響式信号機、エスコートゾーンおよび誘導ブロックの設置を
 (5)自転車の運転に際しては、歩行者に不安感を持たせないようルールの徹底を
 (6)視覚障害者が使いやすいフィーチャーフォンの製造を続けるように。