第63回全国盲女性研修大会開かる

2017年9月22日

 日本盲人会連合・同女性協議会主催、公益社団法人群馬県視覚障害者福祉協会主管による第63回全国盲女性研修大会が、9月5日~7日の3日間、群馬県高崎市のホテルメトロポリタン高崎を会場に開催され、協議会員と付添等、関係者500余名が参加しました。

 第1日目は、常任委員会と全国委員会が開かれました。

 第2日目午前の代表者会議では、次の事項を討議、決定しました。
 1.新定款に伴う役員の任期等について
 2.平成28年度事業・収支決算・監査報告
 3.平成29年度運動方針・事業計画・予算
 4.ブロック提出議題
 5.宣言案・決議案について
 6.会報について
等ほか。

 午後は研修会が行われ、第1部では、群馬交響楽団による弦楽四重奏の演奏に聞き入り、アンコールの「赤とんぼ」には会場からコーラスが沸き起こりました。

 第2部では、「家事の工夫とコツ」をテーマに、9ブロック9名の方から、掃除・洗濯・調理、地域との繋がり等、幅広い内容のレポート発表があり、会場から活発に意見が出されました。また、助言者として、三菱電機株式会社工学博士坂田理彦氏・整理収納アドバイザー山口智子氏・日盲連竹下義樹会長の3名は、それぞれの立場から話され、坂田氏と参加者との間では熱い意見交換がなされました。

 第3日目は、式典に続き大会議事が行われ、前日の代表者会議・研修会の報告と承認、宣言・決議を採択しました。

 決議事項は、
 1.視覚障害女性への二重の差別解消を
 2.障害基礎年金の増額を
 3.入院時、身辺の世話を看護補助者が確実に行えるよう教育と制度の充実を
等、11項目。

 第64回大会は平成30年8月31日(金)~9月2日(日)島根県の主管で行われます。