あはき19条違憲訴訟 仙台地裁第5回口頭弁論

2017年8月28日

 8月21日、仙台地裁第101号法廷にて、平成医療学園グループの学校法人福寿会福島医療専門学校が提訴したあん摩マッサージ指圧養成施設非認定処分取消訴訟(あはき等法19条違憲訴訟)の第5回口頭弁論が行われました。
 傍聴券を求めて、日本盲人会連合、全日本視覚障害者協議会、日本理療科教員連盟、盲学校同窓会の会員など、東北及び北関東から、関係者80名が裁判所に参集しました(傍聴席は79席)。
 今回、被告(国)側から原告側の請求に応じ、平成27年、28年に開催された医道審議会の議事録が提出されるとともに、昭和37年、38年の同審議会の議事録について、開示の準備を進めている旨の発言がありました。
 次回の口頭弁論では、被告側から、今回提出された原告側の主張に対する反論が行われる予定です。次回・第6回口頭弁論は12月4日(月)15時から同法廷で行われます。
 その後、仙台弁護士会館に移動し「19条を守る東北協議会」集会を開催。及川清隆会長は開会挨拶で、福島・岩手・宮城に支部が立ち上がり、その支部長を幹事にすること、署名結果を8月末までに集約し上部団体へ報告・送付すると述べました。議長には福島支部の千葉氏を選出し議事を進めました。
 今回の裁判について大胡田誠弁護士から、現在までの裁判の流れと争点、第5回口頭弁論の解説があり、全視協から仙台地裁へ点字を含めた署名を1285名分提出したことが報告されました。
 今後の活動としては、署名活動を中心に進めること、作成したポスターとチラシを活用し啓発すること、関係する団体には団体署名をお願いすること、9月半ばにはマッサージ未来第3号を発行したい旨が話されました。フロアからも活発な質問や意見があり、時間いっぱい討論が続きました。閉会は福島県視覚障がい者福祉協会の阿曽幸夫会長からの「がんばろうコール」で終了となりました。