「あはき法19条学習会」を開催

2017年7月20日

 公益社団法人京都府視覚障害者協会は、7月9日、京都ライトハウスにおいて、「あはき法19条学習会」を開催しました。

 学習会前半は、一般社団法人奈良県視覚障害者福祉協会会長の辰巳寿啓氏より、視覚障害三療家の実態を踏まえ、裁判の目的や「近畿19条問題対策協議会」の活動内容、今後の取り組みなどについて解説がありました。自身が三療で生活してきた経験から、三療家を取り巻く状況の厳しさが語られ、「私たちはこの裁判に負ける訳にはいかない」という強い思いを三療業に携わっていない方も含め共有しました。
 後半は、日本盲人会連合竹下義樹会長より、国民への訴えの要点や裁判の意義などが説明され、「なぜ、今このような裁判が行われているのか」「訴訟に負けてしまうとどうなるのか」などについて、歴史的な背景を含め学ぶことができました。

 当日は、会場で署名用紙や陳情用のはがきが配布され、募金にも取り組みました。今後、施術を受けている方々をはじめ、より多くの市民に、幅広い理解が得られるよう実情を伝え、また、たくさんの署名が集まるよう活動していくことが確認されました。
 なお、8月20日には、第2回目として、この裁判に至るまでの経過や口頭弁論での争点、今後の見通しなどについて、より裁判の内容に踏み込んだ学習会を開催する予定です。