青年層の活動活性化テーマにブロック長会議

2017年5月31日

 第70回全国盲人福祉大会徳島大会の開催初日の5月26日、JRホテルクレメント徳島にて、昨年に引き続き第3回のブロック長会議が開催され、全国9ブロックからブロック長(代理含む)が参加しました。会議は日本盲人会連合藤井貢組織部長の司会で進められ、竹下義樹会長、伊藤和男副会長も参加し活発な議論が行われました。

 最初に、各ブロック長から、この1年間のブロックの活動ならびに現状が報告されました。活動としては、ブロック大会や研修会の実施、あはき法19条訴訟への取り組み、安全な移動に関する取り組み、高齢視覚障害者への取り組みなどが報告されました。

 また、現状では、青年部が休止または廃止となっている団体がいくつも存在すること、人数の減少によりグランドソフトボールの大会に参加するチームが少なくなっているが、サウンドテーブルテニスは活発に行われていることなどの報告がありました。

 伊藤副会長は、青年層への取り組みについて、会の行事を土日にも行うようにし、少しずつでも参加してもらいながら、組織活動に関わっていく体制を作ることが必要と述べました。

 竹下会長は、
 1.ブロックの組織体制として、ブロック長を継続する年数が決まっているところと、輪番制を採用しているところとがあり、これらのプラス面とマイナス面について整理する必要がある
 2.各ブロックの活動が変化している印象があり、それぞれの特徴について情報交換する必要がある
 3.青年部の弱体化は組織全体の弱体化につながるため、青年部が無い、または休止中の団体であっても青年協議会への協力など、他地域を含めて青年部を育てていく必要がある
と述べました。

 続いて、青年層の活動の活性化についてをテーマに活発な議論がなされました。主な意見は、
 1.青年部と青年層の実態の整理の必要性
 2.盲学校以外の学校に通う児童・生徒の状況を把握し、相談支援ネットワークを各団体が中心となって県内に構築する必要がある
 3.青年協議会からも議論に加わってもらう
など。

 また、その他の意見としては、ブロック長会議の事務的処理の必要性や白杖SOSシグナルのさらなる普及活動の推進などが出されました。