社会保障審議会障害者部会(第83回)開催

2017年1月17日

 1月6日、厚労省は東京都千代田区のイイノホール&カンファレンスセンターにおいて、社会保障審議会障害者部会(第83回)を開催しました。同審議会委員である日本盲人会連合竹下義樹会長の代理で、同工藤正一総合相談室長が出席し、参考人の立場で発言しました。
 今回の議題は、1.障害福祉計画及び障害児福祉計画に係る基本指針の見直しについて 2.放課後等デイサービス、就労継続支援A型の運用の見直しについてなど。
 冒頭、厚労省堀江裕障害保健福祉部長は、前回の審議会会場が、バリアフリーに対応していなかったことを受け、今後の障害者部会の運営について、障害のある委員、傍聴者がより審議に参画しやすくなるよう、内閣府の障害者政策委員会と同等の対応をしていくことを表明しました。
 議事の中で、工藤室長は、(1)視覚障害に対応できる質の高い福祉人材の養成と確保が必要(2)中途障害者に対する医療・福祉・雇用の連携の重要性(3)就労継続支援A型施設の運営に株式会社の参入が増加していることについて問題はないか(4)数の少ない障害者に対する特別対策の必要性の4点について要望と意見を述べました。
 今後、厚労省事務局はこれまでの議論を受けて、第5期障害者福祉計画及び障害児福祉計画に係る基本指針の策定に入るとのことです。