あはき法19条大阪地裁第3回口頭弁論

2017年1月16日

 平成医療学園専門学校並びに、宝塚医療大学が国に対して、あはき法19条による養成施設設置の非認定処分を取り消すことを求める訴訟について、1月12日、大阪地裁202号法廷にて第3回口頭弁論が行われました。

 法廷傍聴には、日本盲人会連合小川幹雄副会長をはじめ、全日本視覚障害者協議会、日本理療科教員連盟、日本あん摩マッサージ指圧師会などの視覚障害当事者・支援者115名がつめかけました(傍聴席は93名分)。

 今回の法廷では、日盲連小川副会長の働きかけにより答弁者は肩書・氏名を名乗ることと大きな声で発言することの2点を求め、視覚障害者への配慮として早速取り入れられました。

 また、原告からの準備書面に対して被告側の指定代理人からあはき法19条第1項が、憲法22条、憲法31条、憲法13条に違反していないことの反論の書面が提出されることとなりました。

 閉廷後、参加団体の関係者約70名が集まり裁判の内容確認と意見交換を行いました。名称を「近畿19条問題対策協議会」とし、今後の対応について次の通り決定しました。
 1.特別決議を参加団体に送付し周知徹底する
 2.裁判官や書記官に対する葉書陳情を行う
 3.一般の方への署名活動を行う
 4.裁判闘争のための募金活動を行う
 5.来年度初めに近畿19条問題対策協議会主催の研修会を開催する

 次回の第4回口頭弁論は、4月17日(月)15時から大阪地裁202号法廷で行われます。