ホームドアの点字案内アンケート調査結果

2016年12月27日

 日本盲人会連合では、平成28年12月9日(金)~16日(金)の期間にホームドアに設置されている、点字案内に関するアンケート調査を実施いたしました。このたび調査結果を取りまとめ、ホームページ(http://nichimou.org/notice/161226%ef%bc%8djimu/)で公開しましたので、ご報告いたします。アンケートのご参加を頂いた皆様には御礼を申し上げます。

 調査結果の概要は次の通りです。回答は全盲で、点字が読める方を中心に集まっています。
 「ホームドアの形状は“可動式ホーム柵”を求める声が多い(70.8%)」
 「ホームドアに付ける点字案内は“ホームドアの両側2箇所”を求める声が多い(58.5%)」
 「可動式ホーム柵の点字案内の設置位置は“ホームドアの上部”を求める声が多く(67.7%)、実際にホームドア上部から点字を探す回答者が多い」
 「可動式ホーム柵の上部に触れる行為は、実際に注意された経験がある方は少数(6.2%)だが、鉄道事業者側が危険と判断して注意することもあることが分かった」
 「ホームドアに設置する点字案内の敷設位置と案内の内容は各鉄道事業者で統一をして欲しいという声が目立った」
 「ホームドアに設置している点字案内・墨字案内の存在を知らなかった方が少数おり、設置したことに対する情報提供の在り方も検討する必要がある」。