文化発信に向けて自民党文化伝統調査会会議
11月28日、東京都千代田区の自由民主党本部において、「文化伝統調査会拡大会議『文化立国』日本を世界に発信~2020年の先へ~」が開催され、日本盲人会連合から三宅隆情報部長が出席しました。
最初に、東京藝術大学卒業生で構成する邦楽演奏家集団「互(tagai)」による迫力あるオープニング演奏の後、自民党文化伝統調査会山谷えり子会長、下村博文幹事長代行、丸川珠代東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当国務大臣、田野瀬太道文部科学大臣政務官による挨拶が行われました。
引き続き、リオ・オリパラのフラッグ・ハンド・オーバー・セレモニーで音楽監督・演出をつとめた椎名林檎氏、ニッセイ基礎研究所研究理事で文化審議会文化政策部会委員の吉本光宏氏による講演が行われました。
椎名氏は、2020年に向け多くの観光客が見込まれる中、1.外国人旅行客リピーターには、もう1歩踏み込んだ日本文化を堪能してもらう 2.東京を「芸事」の本場として認識してもらうための物理的・社会的な場の整備を進めるよう提案しました。
吉本氏からは、東京大会の文化ビジョンを「文化・芸術には世界と未来を変える力がある」として、(1)アーティストが夢を実現できるような画期的な作品を2020年に向けて多く生み出す(2)文化プログラムの開会式を震災復興の後押しとするなど東京以外の地での開催(3)鳴り響け1000万台のピアノとして開会式で全国にある1000万台のピアノによる演奏の実現、というアイデアを紹介しました。
続いて、遠藤利明自民党2020年オリンピック・パラリンピック東京大会実施本部長の挨拶の後、「新しい文化立国に向けた国家ブランド向上と文化GDP拡大のための決議」が示され承認されました。